防弾ホスティング(防弾サーバー)とは

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深層Webまでは要しないものの、外部からの通報によって停止させられる可能性のあるWebサイトを置くため使われるものです。
漫画村が使用している、あるいはしていたことで有名ですが、防弾ホスティングとは何、そしてどのようなものなのでしょうか。

防弾ホスティングとは

防弾ホスティングとは、深層Web、つまりダークウェブまでは必要ではないが、一般からアクセス可能なクリアネットに設置する必要があるWebサイトに用いられるものになります。
多くの防弾ホスティングはコンテンツの内容に関して責任を持ちません。外部からの通報があっても無視し、サーバーを停止させるようなことをしません。米国外に設置されている場合は、DMCAも無視します。
一般のホスティングは、外部からの通報があると当該サーバーを停止するよう迫ります。問題のコンテンツがある場合は削除しなければアカウントを停止すると迫ります。業者によっては、ユーザーの同意なくサーバーを停止させることもあります。

一般からアクセスできないサイトでも構わなければ、ダークウェブ1)Torを使用してのみアクセス可能なonionサイトに設置すれば事足ります。
ダークウェブであれば、正しく設定され、脆弱性のない限りはサーバーそのもののIPアドレスを特定するのは非常に困難です。これを設置する際に防弾ホスティングは必ずしも必要とはされませんが、保険のために使用している場合はあります。
マルウェア設置時に使用するC&Cサーバーに関しても、Torに接続可能なモジュールを組み込んでいる場合はダークウェブに隠すことができるため、このような場合も必須ではありません。

防弾ホスティングは何に使われるのか

防弾ホスティングは、ブラックマーケットの設置等に使われると思われがちですが必ずしも要しません。先ほども言いましたが、サーバー設置者の身元が割れるのを防ぐためにはダークウェブに設置すれば事足りるためです。
裏で売買するような目的に使用するのであれば、その取引の場所自体をクリアネットで提供する必要はないためです。

他のユーザーを誘い込むために入口ページで使われることはあります。

防弾ホスティングの主要な使用目的は、フィッシングサイトの設置や著作権侵害サイトの設置となります。こういったサイトは使用目的は違えど、クリアネットからのアクセスを集めつつ、なおかつ外部からの通報によって停止されないようにする必要があるためです。
多くの防弾ホスティングではフィッシングサイトの設置を表面上禁止はしているものの、実際はしばらくの間放置されていることがほとんどです。

註釈   [ + ]

1. Torを使用してのみアクセス可能なonionサイト
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